雨水の浸入を防ぐために施す方法。
全体の形状・部材あるいは、異なる材種の取り合い、部材の端部などの納まりなどについて「雨仕舞が悪い」などと使われる。
建築物の生涯にわたる費用(ライフサイクルコスト)は、「企画設計コスト」、「建設コスト」、「運用コスト」、「処分コスト」の4つに大別される。
その大部分を占める運用コストをいかに合理化するかが、ライフサイクルコスト低減のうえでの問題となる。
コンクリートの仕上げ材として用いられる塗膜やタイルは美装性だけではなく、コンクリートの保護林として、大気中の排気ガスや炭酸ガスなどの浸入を防ぎ、中性化の進行を抑制するものとして大きな役割を果している。
その仕上げ材が長年の紫外線や風雨などにさらされることによって、付着力の低下、浮き、剥落などの劣化現象に至る。
解体後の型枠材や床・壁のコンクリート面に付いたモルタルかすなどを落とすこと。
セメントペーストを刷毛で塗ること。
コンクリートの表面仕上げ、あるいは接着性を増すためのモルタル下地に施される。
砂付きルーフィングを屋根葺用としてある大きさに切断したもの。
勾配屋根の軒部分から真鍮釘や接着材等で重ね張りをして屋根を構成する。
ウレタンゴムやアクリルゴムなどの合成ゴム系、酢酸ビニール、エポキシなどの合成樹脂系の塗布材を刷毛などで塗り、凝固後の皮膜を防水層とする防水。
重ね塗りで皮膜を厚くしたり、ゴムシートなどを挟んで補強したりする。
非歩行用の屋根などに用いることが多いが、アスファルトルーフィング類を保護するためのコンクリート打ちやモルタル塗りを行わず、トップコート処理などを施し、防水層がそのままむき出しになる防水工法。
※トップコート:露出防水材最上層に塗って防水層を保護したり、床表面に塗って磨耗や滑りを防ぐ仕上げ材。
防水層を保護するため、防水層の上に施すコンクリート。軽量コンクリートを使用することが多い。
※軽量コンクリート:骨材として人工軽量骨材を一部または、全部に用いるコンクリートで・単位容積質量を小さくしたコンクリート。
コンクリートの打ち終わった面に時間を経て続けてコンクリートを打設する場合の接続部のこと。
また、中断したコンクリート打設作業を再開すること。
また、それによって生じる接続部分。
建物外壁に取り付けられ、空気を吸い込み、吹き出す開口部分で、雨水が浸入しないように幅の広い羽根状の邪魔板が付いたもの。
高層の建物などで、エレベーター用の機械室や階段室として屋上から部分的に突出している建物。